How it's made 作られ方

私たちは工場で捨てられそうになっているブランケットの切れ端をリサイクルして新しいブランケットを作り直しています。ここでは、その具体的な工程を紹介します。 現在セルジャックのブランケットは、その原料となる切れ端が出た工場でそのまま製造されています。運搬しないことでCO2削減にも役に立っていますね。工場はオーストラリア南部に浮かぶタスマニア島にあり、アルパカ、モヘア、ウールを使ったブランケットを製造しています。その過程でどうしても出てしまう端材を利用しているのがセルジャックのブランケットです。

The Process

1: 収集

工場の床から材料が集められ、使い古されたセルジャックブランドのブランケットも回収される。

工場がブランケットを制作している段階で、職人が床に落ちた切れ端を回収します。紡績や編み込みの段階でほつれてしまったり破けてしまったりして出荷には向かない製品です。また、過去にセルジャックのブランケットを買ってくれた人がもう手放す時にはそれも回収し、新たなブランケットの材料として使用します。

2: 細断

端材の細断。

回収された端材や古いブランケットは工業用の機械で細かく粉砕され、一定の大きさと形になります。

3: カーディング

糸にするための準備。

そして、カーディング機で繊維を洗浄し、糸にするために繊維の方向を揃えます。

4: 紡ぎ

カーディング後の繊維の紡ぎ。

紡ぐとは、繊維をひねってくっ付けることです。強い糸にするためには長い繊維がしっかりとくっ付くことが重要なので、少量のポリエステルを使って短いリサイクル繊維が糸を作れるようにします。

5: 染色

ついに色付け!

ブランケットが編まれてから染色する物と、糸巻に束になっている状態でする物が有ります。

6: 編み込み

糸が編まれる。

職人が織機を調節し、ブランケット全体が均一な柔らかさになるように編み込まれます。

7: ミリング マシン

織られた繊維の洗浄。

大きなシリンダーの回りを何度も回転させ洗浄することで、ブランケットの繊維同士の結びつきが強くなります。ウールの繊維には細かな歯のようなものが付いており、温水で洗ったり摩擦を加えることで強固になっていくのです。また、この作業によってブランケットが縮むので、サイズ決めにも使われます。

8: 仕上げ

製品へ

洗浄や乾燥が終わったあとに、ウィップステッチかフリンジの加工が施されます。最後にラベルが貼られ、倉庫に運ばれて出荷を待ちます。

これで終わり、と思ったら大間違い!お手入れの方法をお読みいただき、是非セルジャックのブランケットと長くお付き合いをしてほしいです。もう捨ててしまう時はセルジャックにご連絡いただければ無料で回収をして新たなブランケットを作ります。そしてまた新たなブランケットへと生まれ変わるのです。これがクローズドループ、「閉じられた輪」です。同じ資源が同じ工程を循環して、無駄をほとんど出さずに同じ物、時にはより良い物へと変わるのです。

Closing the loop 全ては輪の中で

セルジャックブランドは、織物工場から出た生地をリサイクルしてウールのブランケットを制作しています。製品によって多少の違いが有りますが、主なブランケットの原料の70%はメリノウールまたは羊毛で、残りの30%にはモヘア、綿、アルパカなどのブレンドに、強度を増すための少量のポリエステルが加えられています。これら全てがリサイクル品です。ウールは人工的に似せることが非常に難しい自然の素材です。再利用でき、臭いや染みに強く、抗菌性があり、軽く、通気性がよく、断熱性も高いことが強みです。 もしあなたがセルジャックのブランケットを何らかの理由で手放さなくてはならない時は、私たちが無料で引き取ります。しかもその時に出たCO2の分は植樹します。再び工場に戻ったブランケットは裁断され撹拌され、新たな糸になって新たなブランケットを作ります。この循環によってごみ処理場に送られる運命だった生地が、高品質で使い勝手の良いブランケットへと生まれ変わります。